yuuki_yoshino’s diary

ようこそ。自作の詩・随筆・小説・楽曲を置いておきます。

随筆

まっすぐに進む

目指す場所があるなら 迷わず進めばいい 辛くても 貴方が希望を与える人がいる がんじがらめになってしまって 何処へも行けないなら 全てを捨てたって そこから出なきゃならない 空虚に思えるなら 何かを疑うことさ 君自身の何かが 腐りはじめているのかも …

知人の結婚式の後

何かをやらなきゃいけないはずなのに 焦るばかりで時間が過ぎてゆく 幾多なる不安と焦りの渦に飲み込まれるのに 誰にもちっともわかってもらえない どれだけ話しても無駄さ こんな気持ちは とても言葉にできそうもないから 漠然とした不安がいつも俺を取り巻…

カントについて

カント曰く、「外的世界そのものを捉えることは、人間には出来ない。」 人間は自らの直観(知覚)を外的世界そのものであると信じ込んでいるのだが、直観が外的世界と一致するという根拠はない。直観=外的世界であるとみなすのは人間の習慣であって、真偽の…

もう悩まなくったって良いじゃないか

もう悩まなくたって良いじゃないか 軽やかに生きれば良い 昼寝て夜起きても 快楽にふけっても 自分を縛り過ぎたんじゃないのか 真当に生きようと だが君はすでに真当だし、 それで十分じゃないか おびえることはない 君を束縛しようとする人々は 既に自分自…

愛すべき兄貴へ

人一倍プライドが高く、それでいて強い劣等感を抱き続けている男だった。 金持ちになるための、モテる男になるためのハウツー本をよく読んでいた。 増大する劣等感に打ち勝つべく、一流を目指していた。 でもね、お前の手に入れようとした金や社会的地位や美…

快楽か理性か

アレもダメ、コレもやっちゃダメ コレはやらなきゃダメと 自分を追い詰め過ぎたりする はたまた アレもコレも有り やりたきゃOKと 眺める間もなく 快楽に耽る コレも又、焦りと恐れを生み出すので辛いものだ 人生はバランスが大事と言っておこう 複雑であり…

5年

はや 5年も 過ぎてしまったか 最近 大学時代の詩を読んでた あの当時の俺の内部世界と 俺を取り巻いてた寒々しい環境がよく出てる 今は書けないな 実感も無いのに書こうとしたら 自ら2番煎じになっちゃう なんとなく悲しい 上手く生きていけそうなことが 俺…

ラブレター

ねえ… 紙の向こうの君よ いつもいつも 俺のうらみつらみを聞いてくれてありがとう 君は 何も言わないね 俺に文句もアドバイスもしないだろう? ただ海のように 俺の言葉を 拒むことなく 聞いてくれる 本当にありがとう 君は… 音楽とはまた違う所に居るのかな…

メメント・モリを読んで

メメントモリでは、 本当の死が見えなければ、 いのちも見えない と言われていた。 俺はこうつけ加えたい そして、地球が見えなければ、 いのちも見えない

没頭

何かに没頭できることは、素晴らしいことだ。 楽しいときは音楽や将棋などの趣味に、 そうでないときは人生や世界に関する思索に 夢中になる。

桜並木

夕刻の白んだ緑道に 葉の緑の兆しある桜が 堂々と並び立っている。 その誇らしい姿に、 惜しみない祝福が重なる。 その美しさに心打たれることも 出来ない人間が、 人間の幸せを増やすことに 何が出来るというのだろうか。

カート・コバーンについて

1994年に、NirvanaのボーカルであったKurt Cobainは死んだ。 服薬の上、ショットガンを口にくわえ、頭を撃ちぬいて即死だった。 彼の苦悩は俺にとっちゃ、想像に余りある 彼は 彼の苦悩を誰ともーただの1人ともー 共有できなかったんだろう 愛する人も、憎む…

眠れない今夜

上手に眠れない 何かをしてないと 不安で不安で 生きてくための 必要とされるための 武装が足りてないと 眠る前になって急に 必死になりだす そうじゃないかな 自分の欲が 満たされないまま終わるのが 許せないのかもしれない 朝は母にたたき起こされる 朝は…

野獣の慟哭

死んじまいてえよ ジェネレーションの壁が 俺に 分厚く のしかかってる 涙は流せない 枯れちまった もう俺は おしまいにしたい 死んでしまいたい 美しい人を巻き添えにして 俺はなあ 俺はなあ 幸せになれねえよ なぜなら 俺は なんつーか、変わってるからさ …

芸術家は実生活において劣勢を強いられる

幸せも苦しみもその人だけのものである。特に、自らの意志では如何ともし難い事柄に人は苦しむのであって、そのような苦しみは共感を得難いものである。 苦しみの吐露をしみじみと聴く人の何と少ないことか。大抵の人は、人の苦しみを簡単に取り除くことが出…

支離滅裂

自分の中で秩序を作ろうとするからいけないんだ 俺はメチャクチャだ 支離滅裂だ みんなメチャクチャだが なんとか正気を保とうとしてる 自由になりたい 何もかも投げ出して つまらん日常が 俺をこの世につなぎとめてるんだ 俺が誠実だなんて、とんでもない …

キルケゴールの「死に至る病」について

キルケゴールの「死に至る病」は面白い。絶望は人間全員に共通の状態であるという。それは、内面的な自己すなわち精神と、外面的な自己すなわち肉体とその所作や、それを基に形成される周囲の人々からみた自分の像、その2人の自己が決して一致し得ないという…

社会と個人の関係についての歴史的論考

いつも言い分をコロコロと変えるのは、個人ではなく世間の側である。 自然人の主張は何世代経ようとも終始一貫しているものだ。変わるのは言葉の取扱いや所作だけである。ゆえに、人間の本質に迫るには、表面的なスタイル(形式)の変遷を並べ立てるだけの学…

渇望

自分の想いが止められない 人間関係に支障を来し始めた 俺には音楽と学問しかねえとか 嘘つくんじゃねえよ 愛する人が欲しいくせに わかってくれる人が 欲しいだけのくせに 渇いてんだろ 砂漠みたいに 水が欲しい 死にそうだ そんな具合に 人を愛したい 愛さ…

負け犬の遠吠え

本気出してこなかった訳じゃないだろ 誰かを愛すること それが苦手なだけで 何故こんなにもみじめなのか 街行く人々は群がって お互いに自分を売り合ってる 俺にはそんなことできない 俺は売り物じゃなく 俺自身でありたいんだ いつまでもこの孤独を抱えて …

作品の制作について

自らの生活から生まれ出た言葉でなければ、 何も言っていないのと同じではないだろうか。 私が真面目腐った人々の間で交わされる 議論に参加したくない理由、それは、 私自身がその場における賞賛を強く求める という性質の持ち主(=カッコつけマン)である…

厭世の観

多忙な仕事に音楽追いやられ カラオケスナックで上手と言われ 申し訳ないやら 嬉しいやら 仕事辞めても やはり向かう所なく 企業人は嫌だと吐き捨てる チェーンの居酒屋はどこもかしこも 流行の下らない音楽 下品なくせに気取ってやがる チヤホヤする世間が…