yuuki_yoshino’s diary

ようこそ。自作の詩・随筆・小説・楽曲を置いておきます。

自作曲(埋め込み)

もう 終わりなのか? 途切れ途切れの声が 虚空に吸い込まれる 嵐・・・ もう 終わりなのか? 何もかも滅茶苦茶だ 収拾がつかない 築いた平和が 塵と消えた今 歴史は又繰り返す もう一度君を愛したい そこの老人は静かに微笑んだ 「若さは盲目なり」と 嵐・・…

街の灯

今日はクリスマスイヴ 輝いて 街は今にもあふれだしそう 光が貴方を照らし出すよ 窓の外からただ 見つめてみるけれど 心が満たされないのなら 彩られないなら もう何も欲しくないよ 上手に愛せない俺なら 愛されない俺なら 誰も要らないよ 今日はクリスマス…

都市公園の水面

鳥飛び立つ 片や小舟ゆく 鏡の水面 姿を消す波紋 音も立てず 女は行く 怒りは無く 気障な男 タイをきつく締め 憧れへと贈る夜の手紙 触らないで 今はロマンだけで 二人おちる 眠る街の果てで 吐息だけが 髪をすべり ただそれだけ ただ抱き合う ぬるい風に酔…

秋風

有給取って 帰り道や 昼食奏でたいや 立ち竦み 目を閉じれば 近々閉店だな 悲しくもない 脱走だ 裸足で走るぞ 代走だ 着の身着のままで 愛そうかい 仏になるまで はい、そうかい 言うだけ言えば 昇進間近 誰も彼も 旨みに飛びつけと言う 嫌なこった パンナコ…

カフェ・ジョバンニ

パスタをひとりでくるくる巻いてても 寂しくないからこの街は いい あいつはどうしたの と 噂話も聴こえない 夕涼み 銀の扇が光る 疲れ果てたなら 逃げたいなら おいで カフェ・ジョバンニ ひと時の錆びつく言葉と 捉えどころのない 私 このコーヒーいい香り…

ゼロ

また始まった いつもの文句が 絵空事でしょう 焼けつく支配の世相だ そうだ 朝 東の空の 雲を染める朝日は 手元の机と椅子と 汚れた部屋に注ぐ また始まった 決まりの一日 リアルなんでしょう 後悔するほど 老いたの 夕べ 誘う声から 時 既に遅しと 怖さが辺…

ひそかな毒グモ

息を潜めて30年 あれからどうして15年 こないだ泣いたのはや5年 記憶を無くしてもう1年 時々道草喰いましょう 気力が尽きたら帰りましょ 適当こいても見ちゃいねえ 誰彼構わずハグしてえ 僕が笑ったら 僕が笑ったら 君も笑って頂戴 息を潜めて30年 あれから…

人生に飽きたら

さっき考えてたことが 今はもう 思い出せないのさ 儚いもんだな 人なんて 薄情なもんだな 人なんて 思い切りその扉をこじ開けようと叩けば 心 軋む音がしている 僕はただ出掛けることにしました 人は過去を振り返るとき 窓の外を美化しているのさ しけた地下…

妄想

静寂に抱かれて過去を眺める 波に足跡が消えてゆく 流した涙はもう 大地に注いでしまったろう いつかはやがて海に出会う 誉ということもない 広がる海の前では 生きているだけさ あと少しの間だけれど 静かに 眺めてるだけなのさ 妄想と現実の辻 終に時に溶…

海へ

さっきまで昔書いた詩を読んでた 張り裂けそう 動かない故郷に 時が止まる 線路ぎわ 映画はチョコレートの箱 溶けるほどに愛して 力強く消し去ってね いびつな貴方のままでいて 乙女心は裏腹 海へ続く道 汗に濡れた昼下がり 沈黙の渇いた口が 呪文を唱えると…

国道沿いの暇潰し

気づいていたよ いつからかずっと 恋の季節は とっくに終わってる 濡れた靴が与える憂鬱 ああ 心と心が伝わらない それでもねえ、覚えているよ ずっと側に居たね 今なら ああ 全てが言える気がしてるのに 見渡す限りの凍てつくような氷の大地 凍えた僕を温め…

味の無いくらし

摩天楼の下をくぐって 溶けそうな帰り道 しとしとと雨、雨、小雨 傘は行きの電車 救いの雨をただ待つだけの私 味の無い暮らし そろそろ飛びたい 眠れずに近所の公園でココアを一缶飲みました 虹色の空にいくつもの竜巻が現れる夢をこないだ見ました ああ明日…

希望に任せて

希望に任せて生きてはゆけない 誰も 孤独に怯えて遊んでみても 切ない 彼女を作り 友達作り 必死に合わせて 認められたくて愛されたくて もうたまらない 心は風に流れて 全ての痛みを忘れる いつかはきっと飛び立ち 遥かなる大地を行きたい 仕事に追われ時間…

この夜

この夜 壊れそうだ 見果てぬ夢 見知らぬ人 情熱で迷い込む 誰もが嘲笑う 誰もが持っているもの 人影に覗いてる 雨が辺りを冷ます にわかに街明かりが灯った ちょっと訪ねてみたい これから何処へ何しに行くのか その頃 愛する人 力尽きて夢見てる 幸せに手を…