yuuki_yoshino’s diary

ようこそ。自作の詩・随筆・小説・楽曲を置いておきます。

2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

損な奴

かじかんだ心の奥から 1つの言葉も出て来ない 考えすぎて考えたくないのに 自然に生きたいのにと 考えてはみるけれど こうして時間を過ごして 少しも楽しくなくて せまり来る解りきった暗い未来に ただただ圧倒されるばかり 押さえつけられた扉の向こうから …

支離滅裂

自分の中で秩序を作ろうとするからいけないんだ 俺はメチャクチャだ 支離滅裂だ みんなメチャクチャだが なんとか正気を保とうとしてる 自由になりたい 何もかも投げ出して つまらん日常が 俺をこの世につなぎとめてるんだ 俺が誠実だなんて、とんでもない …

あの大地を行きたい

心が真実の美しさに肉薄するとき いつも真面目ぶった態度が邪魔をする 見せかけの誠実さに縛りつけられ 日常のくだらない忙しさに 本当の気持ちは埋没する 神秘のヴェールに包まれた あの大地を行きたい はるか彼方 ここではないどこかへ いつかきっと 歩い…

キルケゴールの「死に至る病」について

キルケゴールの「死に至る病」は面白い。絶望は人間全員に共通の状態であるという。それは、内面的な自己すなわち精神と、外面的な自己すなわち肉体とその所作や、それを基に形成される周囲の人々からみた自分の像、その2人の自己が決して一致し得ないという…

マンションの海

マンションの海に浮かんで ニトリの看板が流れてゆく ああ、どうしてどうして 何処へも連れてってくれないの この電車はもうすぐ池袋に着く 闇に流れる光の1つ1つに 人々の生活が宿っている ああ もうどこへでも連れてって 明日は朝から仕事だわ

人生に飽きたら

いつか君が人生に飽きたなら 死にたいと思うのだろうか 会いたい

今を遊ばせて

どう生きるべきなのか 明日何をすればいいのか 考える間もなく 僕は眠りにおちる 何もかも捨てたら 自由になれるのか でも僕は今をがむしゃらに働いて どんどん夢から離れてゆく どうしてもやるせないから 寂しくてみじめな夜だから どうかしばらくは 今を遊…

社会と個人の関係についての歴史的論考

いつも言い分をコロコロと変えるのは、個人ではなく世間の側である。 自然人の主張は何世代経ようとも終始一貫しているものだ。変わるのは言葉の取扱いや所作だけである。ゆえに、人間の本質に迫るには、表面的なスタイル(形式)の変遷を並べ立てるだけの学…

渇望

自分の想いが止められない 人間関係に支障を来し始めた 俺には音楽と学問しかねえとか 嘘つくんじゃねえよ 愛する人が欲しいくせに わかってくれる人が 欲しいだけのくせに 渇いてんだろ 砂漠みたいに 水が欲しい 死にそうだ そんな具合に 人を愛したい 愛さ…

負け犬の遠吠え

本気出してこなかった訳じゃないだろ 誰かを愛すること それが苦手なだけで 何故こんなにもみじめなのか 街行く人々は群がって お互いに自分を売り合ってる 俺にはそんなことできない 俺は売り物じゃなく 俺自身でありたいんだ いつまでもこの孤独を抱えて …

作品の制作について

自らの生活から生まれ出た言葉でなければ、 何も言っていないのと同じではないだろうか。 私が真面目腐った人々の間で交わされる 議論に参加したくない理由、それは、 私自身がその場における賞賛を強く求める という性質の持ち主(=カッコつけマン)である…

厭世の観

多忙な仕事に音楽追いやられ カラオケスナックで上手と言われ 申し訳ないやら 嬉しいやら 仕事辞めても やはり向かう所なく 企業人は嫌だと吐き捨てる チェーンの居酒屋はどこもかしこも 流行の下らない音楽 下品なくせに気取ってやがる チヤホヤする世間が…

幻想を残して

もう誰もいない この星には 俺の幻想を残して 全ては宇宙の彼方へ 記憶とこの想いだけが 俺の持てる全てのもの 動いていても 死んでいるも同然 奴らは刺激に過ぎない 満足も欲望も 果てしなく俺を孤独にする いつまでも浸食されはしないよ 俺は飛び立ってゆ…

メトロにて

瞳はいつも心を見ている 闇の深さに打ちのめされるけど 怖がることはない いつでも一緒だから メトロの蛍光灯が それぞれの孤独を映す こんな退屈な毎日で 大昔のこと思い出した 空のように優雅に 海のように強く 心とこの世界が それほど離れてなかった頃