yuuki_yoshino’s diary

ようこそ。自作の詩・随筆・小説・楽曲を置いておきます。

2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

国道沿いの暇潰し

気づいていたよ いつからかずっと 恋の季節は とっくに終わってる 濡れた靴が与える憂鬱 ああ 心と心が伝わらない それでもねえ、覚えているよ ずっと側に居たね 今なら ああ 全てが言える気がしてるのに 見渡す限りの凍てつくような氷の大地 凍えた僕を温め…

カントについて

カント曰く、「外的世界そのものを捉えることは、人間には出来ない。」 人間は自らの直観(知覚)を外的世界そのものであると信じ込んでいるのだが、直観が外的世界と一致するという根拠はない。直観=外的世界であるとみなすのは人間の習慣であって、真偽の…

もう悩まなくったって良いじゃないか

もう悩まなくたって良いじゃないか 軽やかに生きれば良い 昼寝て夜起きても 快楽にふけっても 自分を縛り過ぎたんじゃないのか 真当に生きようと だが君はすでに真当だし、 それで十分じゃないか おびえることはない 君を束縛しようとする人々は 既に自分自…

愛すべき兄貴へ

人一倍プライドが高く、それでいて強い劣等感を抱き続けている男だった。 金持ちになるための、モテる男になるためのハウツー本をよく読んでいた。 増大する劣等感に打ち勝つべく、一流を目指していた。 でもね、お前の手に入れようとした金や社会的地位や美…

霧の草原

はぐれたとき、もう二度と逢えないと思った 深い深い霧に包まれて 僕の終わりを感じた どこまでも続く 単調な草原 3歩先は 視界がない 新しい光に出逢えるかどうか わからないままで 歩きつづけることが こんなにも恐ろしいなんて

オアシス

お前らが好きだぜ お前らと共に過ごす時は 果てしなく続く荒野の中で 安息を許すオアシスのよう 本当にありがとう 仲間でいてくれて 俺は本当に孤独ではない お前らとは役に立たない話もするが 俺の心をうるおしてくれる ありがとう、俺に心を取り戻してくれ…

快楽か理性か

アレもダメ、コレもやっちゃダメ コレはやらなきゃダメと 自分を追い詰め過ぎたりする はたまた アレもコレも有り やりたきゃOKと 眺める間もなく 快楽に耽る コレも又、焦りと恐れを生み出すので辛いものだ 人生はバランスが大事と言っておこう 複雑であり…

ベランダからの眺め

汗ばむ。ジリジリした暑さに耐えかね、ドカドカと窓の方へ。出窓を開けると、涼しい風が部屋に入ってきた。ソファに横になり、テレビの音を聴きながら眠りにおちた。 目を覚ますと、部屋は月明かりに満ちていた。テレビは相変わらず滑稽な音を立てて紗矢を苛…

5年

はや 5年も 過ぎてしまったか 最近 大学時代の詩を読んでた あの当時の俺の内部世界と 俺を取り巻いてた寒々しい環境がよく出てる 今は書けないな 実感も無いのに書こうとしたら 自ら2番煎じになっちゃう なんとなく悲しい 上手く生きていけそうなことが 俺…

獣の足跡消えた

詩と言葉の境界線 俺と君の境界線 脳はどこへゆくのか 果てしない労働の果てに その体はどこへ行くのか 文明に奪われた君の自由に その肉体はどこへ行くのか その欲望はどこへ行くのか 獣の足跡は消えた もうその声は消えかかっている 俺が還るための扉 芸術…

味の無いくらし

摩天楼の下をくぐって 溶けそうな帰り道 しとしとと雨、雨、小雨 傘は行きの電車 救いの雨をただ待つだけの私 味の無い暮らし そろそろ飛びたい 眠れずに近所の公園でココアを一缶飲みました 虹色の空にいくつもの竜巻が現れる夢をこないだ見ました ああ明日…

希望に任せて

希望に任せて生きてはゆけない 誰も 孤独に怯えて遊んでみても 切ない 彼女を作り 友達作り 必死に合わせて 認められたくて愛されたくて もうたまらない 心は風に流れて 全ての痛みを忘れる いつかはきっと飛び立ち 遥かなる大地を行きたい 仕事に追われ時間…