愛の方法と想いを
取りちがえてないうちはよかった
気づいちゃったんだ
愛してるんじゃなくて
愛してる俺を演じてたかったんだ
それほど激しい想いじゃなかったってこと
今思えばすごくよく判るよ
想いが激しかったんじゃない
激しい想いを持ちたかったのさ
記念日を忘れても怒ったりしないで
大切なのは想いそのもの
僕らが固執してたのはたぶん
”愛し合う恋人”の風景画
上手くいかない現実に
画もよごれ切ってきて
まっさらなところまで戻したくなった
失敗したことなんて全部
不十分な愛のせいにして
「最低な野郎」って言われんのはそんなに
嫌な気分でもない
愛は他の誰のもんでもない
守るためなら 迷わず
愛人だって捨てるぜ
いつまで大切に持ってんだろ
汚れた理想郷の風景画
理想と現実のギャップに
僕らの愛は
スベりっぱなしだっていうのに