yuuki_yoshino’s diary

ようこそ。自作の詩・随筆・小説・楽曲を置いておきます。

2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧

B

youtu.be 白黒はっきりつけようか なあなあだとモヤモヤするぜ 俺は老い先短えんだ だからもっともっと 口喧嘩をせい だからもっともっと 遊びに行きませい デタラメこいたらいけねえか 存在価値消滅するぜ 瀕死の田舎のヤンキー だからもっともっと 泥水飲…

たんぽぽ 7

私は不意に、学生のときの一学年下の後輩の1人を思い浮かべていた。彼とはただの一言も交わしたことはなかった。彼は先天性の病気か、それとも火傷の後遺症なのか定かではないが、とにかく全身の皮膚がただれて腐臭を放っていた。体育のときグラウンドで居合…

たんぽぽ 6

私は結局、一睡もできずに翌朝を迎えた。スマートフォンは悪魔の機械である。私は私の自慰に利用できるような画像とか動画を探した。その間もずっと左手は股間を触っていた。そして果てると、今度は関心の有る事柄について調べたりするのだった。また催して…

たんぽぽ 5

まもなく私はT君を飲み屋の喧騒の中へ置き去りにして、自分の会計だけを済ませて退店した。まだ始発の電車までは相当の時間が有ったので、私は宿を探すか、他の店に入って時間を稼ぐか、そのどちらにするのか思案しながらぶらぶらと歩いた。近くには、終電を…

たんぽぽ 4

私は今になって、あのたんぽぽの姿をありありと思い出すことができた。恐らくは、明日に一日予定が無く、私には家庭が無いので後先を考えなくて良いことや、三杯目のウィスキーのストレートもほとんど空にして、脳の外側の理性が眠りはじめていることがその…

たんぽぽ 3

目的地へと向かう電車の中で、私はぼんやりと考え事をしていた。こういうときに決まって浮かんでくるのは、まず第一に周囲に私をどのように弁明するかということであった。だがどのように弁明するかが決まったり、どう弁明してもどうにもならないことを悟る…

たんぽぽ 2

コンクリートの裂け目に、一輪の花が立っていた。私はその姿に引き寄せられていった。遠くから見たとき、その花はホーム端の柵に取り付けられた電灯の光を背に、まるで劇を演じる主役のようだった。私は何かを確かめようとするみたいに、その花へ近づいてい…

たんぽぽ 1

仕事終わり、線路沿いを歩いて駅に向かった。 数本の電灯と、まばらな商店の光だけが駅前を照らしていた。 ビュウっと急行列車が通り過ぎるのを、普通列車が見ていた。 私が乗る筈のその普通列車も、やがてノロノロと進行していった。 私は次の列車をホーム…

思考実験 社会欲の歴史 原始から封建社会まで

私が何かをやりたいとかやりたくないとか思うことに関して色々な解釈を加えるのは、果たしてみじめなことだろうか?現代社会において、言い訳とか弱さとか甘えとかいう言葉でもって廃棄されているものの多くが、普遍的な人間性である。社会の能率を優先する…

教育業って一体何なのか

俺が、その都度俺であるかどうか、 それだけを考えるんだ。 下らない評価基準を捨て去れ。 さもなければ、チャップリンの「独裁者」 のラストのスピーチは俺にはできまい。 俺が俺自身に即しているのか。 それだけを考えるんだ。 私は、ただただ人間に備わっ…

寝床雑感

「寝床」では少しギターが ふくよかに鳴っていたし、 中~高音が鳴り過ぎて シャリシャリしすぎていたような 気もする(声との住み分けは上手くいってた。) 暖かみとエッジを両立させたい 訳だ。GAINを少し下げ、中音を しぼる。トーンを少し下げ、高音を …

今日が人生最後の日だとすると

今日が人生最後の日だとすると、まず私は両親に会い、Mに会うだろう特別なことはしないのだろうだが、労働は休みにするだろう私が居なくなった後のことについて、両親と、Mと話し合うだろう バッティングセンターへ行き、2-3ゲーム打つかもしれない恐らく、…