yuuki_yoshino’s diary

ようこそ。自作の詩・随筆・小説・楽曲を置いておきます。

認識の扉

真実への認識の扉が開きかけるのは いつも深夜だ

昼は社会的現実、あるいは自分がそう認識している妄想に、自らの意識が支配される時間である

 

金とは何であり、貧困は何処から来るのか?

その歴史的な成立過程を追えば、必ず原始にまでさかのぼるはずなのだ

 

何かを知るということの殆ど不可能な困難さを

俺は痛感し続けている

 

手がかりは沢山有るし、そういうものに俺は人より多く触れてきたと思うのだが、

どれもこれも生活の中で忘れてしまうし、

自らを取り巻く社会的現実と そこにもがく社会人としての俺にとっては

するりと手応え無く抜けてしまうようなものでしかない

 

日常的な解釈から自由になりたい

俺が見た真実は、なぜ社会にとっての真実と違うのだろう

なぜ 皆 世人であるのか

なぜ 皆 常識の一部を成しているのか

染まるだけの人間なんて、一体何なんだろう



そもそも生物にとって、目的と思われることは繁殖と種の存続である。

 

ダーウィンの進化論に従えば、

その時々の自然環境に適応できるような特徴が

結果的に生き残っていくわけだ。

適応しない種は、適応していないのだから、

進化しなければ絶滅するのである。

 

生物とはなぜ、誕生したのだろう。

不思議である。地球惑星の歴史を辿ると、

タンパク質が地球で合成されたところに

生物誕生の鍵があるらしい。

我々は何故、感情や意志を持つに至ったのだろうか。

我々は自分を物質と異なるものだと考えている。

 

普通に考えて、ただ石ころやガスが物理的法則に従って運動しているところに、自分の意志で動く奴が現れたということが驚きである。

 

生物の祖先は、物質である。

これが不思議でないはずが無い。