yuuki_yoshino’s diary

ようこそ。自作の詩・随筆・小説・楽曲を置いておきます。

出ていこうとすれば

最近は仕事・酒・性の3つ以外

全て退屈で不安だ

向き合う気力もないから

雑音で生活を満たそうと試みる

 

仕事が忙しいときは、まあこんなものだ

本当にやりたいことは何か?

自分は今、どうであるか?何であるか?

内観に至るには 時間が足りな過ぎる

 

喜びと安らぎはどこへ行った?

なぜ、そこにじっと安息することが出来ない?

一体 何処へ行くつもりなのか

俺はいつでも ここに居るというのに

 

真実が見えない

言葉に振り回されている

感じることが疎かになるから

自分を知ることが出来ない

 

 

一度 金を多く消費する生活に慣れると

少ないもので満ち足りることが難しくなる

 

だが、金を使えば使うほど

自らの活動は生活の足場から遠ざかってゆく

 

いかんな、自らの生存と周囲の親しい人々に対して

何らかの役割を持たないとすれば

それはもはや 生物ではない何かに成っている

生きることの実感が無くなっている

 

衣食住の成立条件が金になった結果

仕事と生活のつながりは間接的なものとなった

 

 

いや待て、1つの希望が見えた

今あるこの生活を大切に感じることが出来れば

逆に人生は刺激に満ちたものとなろう

 

遠く離れた街に憧れるのは

よく有ることだが、真実ではないのかも知れない

やってもいないのに 決めつけては良くないな

知らないことを認めよう

 

心が満ち足りていないのは

自分だけが判断することだ

そう思ったということは一つの事実なのだ

 

 

俺はとにかく、何とかして生きては居るわけだ

他の何者かには成れないのだ

 

一個の人間として、自分だけの人生を送るのだ

そこから出ていこうとすれば

待っているのは絶望である

 

行為ばかりに意識が向くと

自分が自分でないような気がする

俺にとって、俺は何者か?

それを忘れてしまうのさ